「ヒースの茂る丘」は、前奏曲集 第2集の5番目に置かれています。フランス語の題名は「Bruyères」=ヒース(複数形)です。
ヒースはスコットランド地方にたくさん生息する、とても小さな花を咲かせる植物で、エリカとも呼ばれます。見渡す限りのヒースが茂っている丘は、エミリー・ブロンテの小説「嵐が丘」の情景を彷彿とさせます。
ヒースが生息するところは、作物が育ちにくい土地だそうです。
「ヒースの茂る丘」は演奏時間3分未満ながら、色彩豊かなドビュッシーの音楽の美しさ、繊細な和音構成が充分に堪能できる曲です。
上の動画から、平田尚子演奏の「ヒースの茂る丘」の色彩感あふれる演奏をご堪能いただけます。ビデオの中で、ヒースの花の映像もご覧になれます。
0 件のコメント:
コメントを投稿